みなさま!【ハプニング】という言葉を聞くと、どんなことを想像しますか!?
今回はその「ハプニング」の語源となったアート「6つのパートからなる18のハプニング/アランカプロー作」にチャレンジしました。
部分的とはいえ、その再演はおそらく日本初!?
それを東京芸術大学ではなく、絵画教室ルカノーズで行いました。
アラン・カプローではなく、ジョージハリソン的!?なコスのレンジ先生
【講義】最初に絵画からスタートしたカプローが「ハプニング」に到達するまでの変遷を学びました。
生活と芸術の境界線を撤去し、日常生活をコラージュのように作品の中に取り込んでいくという目的のもと発展していった「ハプニング」。その後の多くのアーティストたちが世界中のさまざまな場所で展開していきます。
~1959年10月にマンハッタンのルーベン・ギャラリーで上演された「18 happenings in 6 parts」のありったけの画像資料を見ながら当時の空気をみんなで共有~
・・・レンジ先生は講座直前まで資料作成ですでにフラフラ!?(笑)
招待状の裏面の指示書(左)/ 2023ルカノーズバージョン (右)
【 18 happenings in 6 parts / 一部再演 】
会場をレースのカーテンで分割し、それぞれの会場が独立。
演劇のように同時に出来事(ハプニング)が始まり、同時に終わる。
ストーリーもオチも無し。ただ始まりただ終わる・・・。
・・・何・・・!?ナニコレ!?・・・
◆マッチ(乱数ダイスゲーム)
ソル・ルウィット作と言われる乱数表を用いたゲーム?「Match」
数字の書かれたダイスを使って、2人でゲーム。
◆movement(体操)チャレンジ
アランカプローの指示書の一部
講座直前にアランカプローの指示書を忠実に再現した「アラン・カプロー体操」のお手本映像を作りました!(YouTubeにて公開中。ぜひ体験してみてください!)
映像タイトル『不機嫌なスケバンが、長髪のアラン・カプロー(というよりジョージ・ハリスン)とサンドイッチマンを率いて体操指導』
お手本映像通りに、みなさんまじめ!('◇')ゞ
◆オレンジ搾り(ジュース作り)
にんじん、リンゴ、パイナップル、マスカット、キウイ、パプリカなどから好みの野菜を選んでミキサーでジュースを作りました。現代的な抗酸化ジュース!?
白ワインやココナッツウォーターを加えて混ぜたので、かなりいい感じだったはず♪
◆ペインティング(アンリ・ミショー風!?)
アラン・カプロー体操をしている人をモデルにクロッキー
◆サンドイッチマン
突如現れ消えていく、謎のロボット【サンドイッチマン】はターナー先生が担当。
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■編集後記■
レンジ先生と「アラン・カプローをやろう!」と決めたまではよかったものの、とにかく情報がない!・、、ネットで海外の方の論文やブログを探し回ったり、神保町の美術本古書店を巡ったり、海外から本を取り寄せたりと、私にとってはアラン・カプロー一色の1か月間でした。
そもそもアラン・カプローとは何者で、「ハプニング」とは何?!からの調査でしたが、やっぱり出てくるのは「ジョン・ケージ」「フルクサス」「オノ・ヨーコ」等々、「ヨ現」開講以来いつも絡んでくるワードの数々・・・
ちょうど1950年代から60年代って、芸術が日常の中に、日常が芸術の中にと、縦糸と横糸のように織り込まれていって、身近で新鮮なタペストリーができていくような感じだったのかなと、、。
資料もまだ全然読めてなくて、まして、肝心の「18 happenings in 6 parts」の特集本は注文したもののまだ税関も通過していない模様です(笑)
これからさらに深掘りの余地ありなので、心してかかります。
今まで以上に大掛かりなものになりましたが、いつかもっと発展させた「18 happenings in 6 parts」の18すべてのハプニングを再演を目指します!
【お知らせ】
◆2月の「リジア・クラーク特集!1/2回」で作成した 『手の対話(Dialogo de maos)』の動画をYouTubeに公開しております。
https://www.youtube.com/watch?v=B67cRaxUDm8
次回の「ヨガ+現代アート」は5/17の予定。ご参加お待ちしております。
(ヨガ+現代アートクラス講師 天野きよえ)
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