【事務員美術館歩き】アーティゾン美術館「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開」

ルカノーズ事務DA員 内村です。

池袋校ベーシックコースでカリスマ的オーラを放つTさんにおすすめされ、
今回事務DA員が向かったのは、東京駅(八重洲口)から徒歩7分の「アーティゾン美術館」

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「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 
セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ」

 2023.06.03(土)-2023.08.20(日)

 10:00-18:00

展示会スペシャルサイト


展示会の概要(公式サイトより引用)

19世紀末から第一次世界大戦が勃発するまでの間、フランスが平和と豊かさを享受することが出来たベル・エポックの時代、芸術を生み出す活気と自由な雰囲気に満ち溢れる中、フォーヴィスム、キュビスムなどの新しい美術が芽吹いて花咲き、やがて表現の到達点のひとつとして抽象絵画が目覚めました。その後の抽象絵画の展開は、20世紀の絵画表現を牽引し、その潮流は同時期の日本にも及びました。

この展覧会は、印象派を起点として、世紀初頭の革新的な絵画運動を経て抽象絵画が生まれ、2つの大戦を経てさらに展開していく様子を、おおよそ1960年代まで、フランスを中心としたヨーロッパ、アメリカ、そして日本の動向を中心に展観するものです。

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「抽象絵画」というだけでもよくわからないもの、難しいもの、と判断してしまう風潮がありますね。
「抽象絵画」=「アート」のイメージもあるので、アート自体困難なものと理解しがちです。

ルカノーズ生徒の皆様にはぜひそこを探求してほしいです😊

私も今回、ルカノーズに入社する前からずっと持っていた「抽象絵画」の不確かなイメージを少しでも解きほぐせたらと、期待しながら向かいました。

「抽象絵画ってなに?アートって何?」という疑問を一度に解決するのは難しいですが、
まずは「どうやって抽象絵画が生まれたか」ということを理解することから始めるのはいかがでしょうか。

今回の展覧会はキャプションも充実、展示の流れも美術史の流れに沿っているため、とても勉強になりました!


しかしこちらの展示、ルカノーズ講師の誰に聞いても「行こうと思ってたんだよ~!」と返ってきます。
今ならルカ講師より早くチェックして、先生たちに自慢できちゃうかも……???


インパクトのある広告です。これはクプカという人の絵だと、中を見て知りました。



01. 抽象芸術の源泉

さあさあ、何が描いてあるのかわからない絵よ、来い!
と思っていたら、最初に出てきたのはみんな大好きな印象派の作品。

巨匠の絵画がトントントンと並んでいる不思議な空間です……

事務員の大好きなルドンも1作品有りました😊

「抽象画の発端は印象派」ということ!
ルカノーズ生徒さんの中にも印象派が好きな方が多いと思いますが、
そこを起点に見てみると抽象画も面白くなってくるかもしれません。


02.フォーヴィスムとキュビスム

お!だんだんわからなくなってきたぞ。

審査の無いアンデパンダン展などが始まったことにより、画家たちの発表の場が急速に拡大、印象主義の作品が知れ渡るようになり、その影響を受けた感覚の色彩を重視したフォーヴィスム、次いでキュビズムが生まれてきます。


ピカソやブラックの作品、なかなか写真が取れないイメージなのですが、
アーティゾン美術館収蔵のものは撮影できました!わ~い


03.抽象絵画の覚醒

3のブースでは、「抽象」という言葉の発端、抽象絵画の発端に目を向けます。

フォーヴィスムは強い色彩が特徴的ですが、このブースの作品は「抽象」、形が分らないゆえに余計に色彩が強く頭に入ってくるように感じました。


レンジ先生「”ゲルググ”も来てたか!」
ゲルググ笑
この時代の絵画に影響を与えた展示会も多数。


と、12 まで展示は続きます。
この後の流れは皆さん自身で見てみてください。

04はついに日本での動向になるのですが、事務員は作品の重圧にすでにへとへと……
写真を全然撮っていなくなっていました……🙇



抽象表現は何が描いてあるかわからないと思う。けれど、キャプションの中に、何が描かれているのかヒントになることが書いてあるものもあるので、読んだ時に「あっ!そうなんだ!」と思うこと間違いなし!

マティスの顔の紙は撮影マナーの案内。シュール……



全3フロアにわたる抽象絵画の旅はちょ〜濃厚。

この夏、ぜひ足を運んでみてくださいね。

ぜひこの夏行ってみてくださいね!



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