【オープンカレッジ】レポート「ジム・ダインに学ぶ!ヘタウマ圧力デッサン会!」

 「自由に!上手くならないように注意して描いてください!」




そんなデッサン会が8月23日に目黒校で開催されました!

ヘタウマ圧力デッサンの巨匠、ジム・ダインというアメリカのアーティスト風に男性ヌードを描きました。





もう一度言います。「自由に!上手くならないように注意して描いてください!」

「但し、圧、お願いします!」


Jim Dine


Jim Dine

圧、すごいです


アンディ・ウォーホールやロイ・リキテンスタインと同時期にアメリカのポップアート創世期に活躍したジム・ダイン。

彼の人物デッサンは、独特で、「上手いのか、下手なのかわからないけどすごい圧を感じるね」という作風で、とっても気になる(と、レンジ先生)・・・

ということで、今回のテーマとして取り上げることにしました。


まず最初に、レンジ先生によるジム・ダイン講義を聴いて(ちょっと飲みながら♪)






早速、木炭で5分程度の人物クロッキー画を2枚描いてみることに。

モデルをお願いしたのは、いつもルカノーズでお世話になっている爽やかなイケメンTさん。

「木炭で描くのは初めて!持ち方もわからない!」という参加者さんももちろんいらっしゃいましたが、それこそ貴重な経験。

最初の一枚は、一度きりしか描けませんから・・・


とにかく、思い思いに好きなように描いていただきました。




そしていよいよ本番。

クロッキーでは着衣だったモデルのTさんに、いよいよ服を脱いでいただいて、右手にマシンガン(の模型)、左手にはモンテスラの葉を持ってポーズをとっていただきました。

ちなみにモンテスラの花言葉は「うれしい便り」「壮大な計画」だそうです。

ルカノーズの実験的アート講座にぴったりの花言葉ですね!

エスキース( 作品を制作するための着想や構想、あるいは構図を描きとめた下描き)を描くところから始めて、まずは木炭で・・・




お茶やワインを飲みながら気楽にとスタートしましたが、みなさん、とても真剣!






ジム・ダイン風にといっても実際のところどういう風に描いたらいいのかわからない状態でしたが、木炭、パステル、クレヨン、絵の具などを手にして「上手く書く」ということから離れて(実はこれがなかなか難しかった)思い思いに楽しんでいました。



















パステルやクレヨンを駆使していろんな色を重ねて雰囲気のある絵を描いていました。

絵の具、指塗りだし!!

もうこれから先何でも描けそうですね!


時間の制限があったので、完成まで至らなかった参加者さんもいましたが、皆さんそれぞれに「もっとこうしたかった」「人物を描く練習したい」「もうちょっと時間があったら仕上げられたかな」「楽しかった」と、とても意欲的な感想をいただき嬉しいです!

今後も、デッサン会やクロッキー会で、楽しく腕を磨いていただきたいと思っています。


<お知らせ>

毎月第1、2、4水曜日の19:30~、ルカノーズ目黒校で「クロッキー+ヨガ」のクラスを開催しています。

ヨガで丁寧に自分の身体を観察し、お互いを描くことで、姿勢や身体のバランスを整えながら人物クロッキーがどんどん上達するクラスです。


限られた時間の中で人物クロッキーを描くためには、重心、身体の中心軸、頭から背骨を通って四肢に至る流れるような曲線などを捉えるのってとても重要です。

ある程度、筋肉や関節について感覚的に知っていると、モデルさんがどんなポーズであっても、どの角度から見ても、バランスよく描けます。

さらに、体に意識が向くと、自然と普段の姿勢も変わってきますね!


また、今回のジム・ダイン講座のように巨匠のドローイング技術も学ぶプログラムもあって、内容の濃いクラスなので是非ご参加ください!



(ルカノーズ ヨガ講師 天野きよえ)





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