こんにちは。ルカノーズの事務DA員です。
中目黒駅から徒歩10分ほど、ギャラリー「POETIC SCAPE」で開催中の「野村浩 展|Painter」に伺いました。
<展示概要>
野村浩 展|Painter
会場:POETIC SCAPE
住所:東京都目黒区中目黒4-4-10 1F
会期:2024年1月20日(土)−2月18日(日)
時間:木曜−日曜 13:00-18:00 *イベント開催のため、2/17(土)は17:30クローズ
休廊:なし。
アポイント営業:月曜−水曜
野村浩さんを知ったのは数年前にレンジ先生に連れて行っていただいた、日比谷OKUROJIアートフェア 。
レンジ先生はすでに「merandy」シリーズで野村さんをご存知で、作品を観た時の褒め様が中々見ないものだったので、驚いたのを今でも覚えています。
(そのとき購入した「Merandy」の画集は目黒校にもあるはず。この遊び心満載の画集は、今は品薄だそうです。)
その時の記憶から、すっかり野村さんは油絵画家だと思っていたのですが、藝大の油絵科に在籍していた当時から、写真作品を多く作成しており、最初の個展も写真による個展だったそうです。
今回の個展は写真への深い考察から生まれたコミック漫画「CAMERAer」
の、続編「Painter」の完成によるものです。
自画像の絵画、黒い写真、ビール瓶……
漫画や絵画に出てくる小道具たちがギャラリーに溢れています。
オーナーの柿原さんのお話では、「野村さんは境界やパラレルワールド思い起こさせるような作品を作る」と仰っしゃられ、それは「Painter」の1ページ目「ここだけの話 俺たち描かれた”絵”なんだぜ」というセリフから感じる、不思議な違和感からも察せられます。
想像を掻き立てられる不思議な違和感。
ここは漫画の世界なのか?本の中身が現実の世界なのか?
そんな想像、子供のときに一度はしたことがあるのではないでしょうか。野村さんの作品は、作品のみならず、そのまわりの細かい仕掛けと、それができた発端も作品。
現代アートは様々な思いを私たちに巡らしますが、子供のときに感じたワクワクする感覚、こんな気持ちを思い起こさせてくれる現代アートが、野村さんの作品だとふと思いました。
ギャラリーの中や、画集にどんな仕掛けがあるのか、ぜひオーナーさんに尋ねてみてください。
「飾るにたらない絵」
画集が3000円台のものと、10000円台のものがありました。
だいぶ値段が違うんだな、と思っていましたが、なんと、、、
10000円台の方は、画集、別冊、おみくじつき……だけでなく、れっきとした野村さんの小品もいただくことができるのです……!!
思わず事務員購入。初めて買った現代アートとなりました。
「飾るにたらない絵だから高くしたくない」との野村さんの意向だそうですが、サービスしすぎでは……
「最後の一個は本当の「とるにたらない絵」ですね」、と柿原さん。確かに!それはそれで価値のある一作品になりそう。みなさん、ぜひ最後のひとつを狙ってみてください。
事務DA員
コメント
コメントを投稿