「ひつじの皮を脱いだ絵画教室展 vol.5」開催レポート!今年もありがとうございました!
今年も「ひつじの皮を脱いだ絵画教室展 vol.5」が、おとなクラス・こどもくらすともに無事終了しました!
ご出展いただいた生徒の皆さん、そして搬入・展示替え・搬出作業や、会期中の監視ボランティアにご協力いただいた皆さん、誠にありがとうございました。
毎年、多くの皆さんのご協力によって、展覧会を円滑に運営することができています。この場を借りて、改めて心より感謝申し上げます。
今年のヒカリエ展は、初めて外部キュレーターを迎えての開催となりました。
まずは、今回キュレーションを担当していただいたCAMPの井上文雄さんより、展覧会を振り返っていただきたいと思います。
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「ひつじの皮を脱いだ絵画教室展 vol.5 おとなクラス / テーマ『告発』」を振り返って
2026年9月25日から29日までの5日間、渋谷ヒカリエ8/CUBEにて、「ひつじの皮を脱いだ絵画教室展 vol.5」のおとなクラスによる展覧会「告発」が開催されました。今回、私はその展覧会のキュレーションを担当しました。
テーマを「告発」としたのは、絵画を、単に好きなものを描いたり技術を習得したりするためのものではなく、自分と社会との関係を考え、何かを他者と共有するための技術として捉えてみたかったからです。
戦争や差別、格差、環境破壊──私たちは日々さまざまな問題に直面していますが、それらを自分自身のこととして捉え、考え、表現する機会は意外と少ないものです。そこで、「告発」という言葉を入口に、参加者それぞれが身の回りにある問題や疑問、社会に対して感じている違和感を作品にすることを試みました。
140名を超える参加者が同じテーマに取り組みましたが、その受け止め方や表現方法は実に多様でした。社会問題を正面から取り上げた作品もあれば、個人的な経験や人間関係、日常のなかにある小さな違和感を出発点とした作品もありました。必ずしも明確なメッセージがなくても、自分自身の経験を振り返り、当たり前だと思っていたことに疑問を持つこと自体が、一つの告発になり得ます。多様な作品が並ぶことで、「告発」という言葉の意味そのものが広がっていったように思います。
また、作品展示に加えて、参加者一人ひとりのインタビュー音声を収録し、会場で聞けるようにしました。作品だけでは伝わらない制作の背景や、本人が何を考え、どのような経験から作品をつくったのかを、声を通して伝える試みです。作品をつくることと、自分の考えを言葉にすること。この二つを行き来する経験は、自分自身の表現を見つめ直す機会にもなったのではないでしょうか。
今回、改めて考えたのは、絵画教室で現代美術に取り組むことの可能性です。美術を学ぶことは、デッサンや色彩などの技術を習得することだけではありません。何を表現するのか、なぜそれを表現するのか、そして他者に見せることにどのような意味があるのか。そうした問いを考えることも、美術の重要な役割だと思います。一方で、テーマを与えるだけで批評的な思考が育つわけではありません。自分がなぜその問題に関心を持ったのか、別の立場から見たらどうなるのか。制作の過程でそうした問いを深めていくことが、今後の課題でもあります。
美術は、社会を直接変えるための万能な手段ではありません。しかし、見過ごしていたことに気づき、当たり前だと思っていた価値観を問い直し、自分とは異なる他者の視点に出会うきっかけにはなり得ます。今回の展覧会が、絵を描くことを通じて自分と社会との関係を考え、表現することの意味を見つめ直す機会になっていればと思います。
井上文雄(CAMP/オーガナイザー)
★展覧会を支えてくれた皆さん
展覧会の開催にあたり、今年も多くの生徒の皆さんに搬入・設営作業をお手伝いいただきました。
作品の運搬から展示作業まで、皆さんのご協力のおかげで、無事に会場をつくり上げることができました。
ボランティアとして参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました!
今年の展覧会には、総勢143名が参加しました。
今回のテーマは「告発」。
一人ひとりがこのテーマと向き合い、それぞれの視点や問題意識を作品として表現しました。
社会に対する問いかけから、個人的な経験や内面に根ざしたものまで、そのアプローチは実に多様。
143名それぞれの思いや考えが会場に集まり、今年も非常に見応えのある展覧会となりました。
一人ひとりがこのテーマと向き合い、それぞれの視点や問題意識を作品として表現しました。
社会に対する問いかけから、個人的な経験や内面に根ざしたものまで、そのアプローチは実に多様。
143名それぞれの思いや考えが会場に集まり、今年も非常に見応えのある展覧会となりました。
今年の新しい試みのひとつが、出展者のインタビュー音声です。
これまでは作品に対する思いや制作意図を文章で提出していただいていましたが、今回はそれらを出展者自身の「声」で語ってもらい、会場で聴けるようにしました。
文章だけでは伝わりきらない言葉のニュアンスや声の抑揚、間の取り方。
自分自身の言葉で語ってもらうことで、作品に込められた切実な思いや、制作に向き合う姿勢が、より直接的に伝わってきたように感じます。
作品を「見る」だけでなく、作者の「声を聴く」ことで、その背景にある考えや感情にも触れられる。
そんな新しい鑑賞体験につながったのではないでしょうか。
文章だけでは伝わりきらない言葉のニュアンスや声の抑揚、間の取り方。
自分自身の言葉で語ってもらうことで、作品に込められた切実な思いや、制作に向き合う姿勢が、より直接的に伝わってきたように感じます。
作品を「見る」だけでなく、作者の「声を聴く」ことで、その背景にある考えや感情にも触れられる。
そんな新しい鑑賞体験につながったのではないでしょうか。
※出展者インタビューはこちら→https://www.youtube.com/playlist?list=PLUYjGx5NNZpY
★今年もゲスト審査員の皆さんにご協力いただきました!
今年もゲスト審査員の皆さんをお迎えし、出展作品の審査を行っていただきました。
※今年の審査員詳細はこちら
それぞれの専門的な視点から作品と向き合い、丁寧に審査してくださった皆さん、誠にありがとうございました!
※ゲスト審査員賞受賞者はこちら
※講師審査員賞受賞者はこちら
また、今年は新たな試みとして、有志の審査員の皆さんによる「審査員Zoom座談会」も開催しました。
作品のどこに魅力を感じたのか、どのような理由で投票したのかなど、審査員同士がざっくばらんに語り合う貴重な機会となりました。
普段はなかなか聞くことのできない審査員の率直な意見や、作品を見る際の視点に触れられる内容となっています。
座談会の様子はアーカイブでもご覧いただけますので、ご興味のある方はぜひ事務までお問い合わせください!
★今年も大盛況のレセプション!
今年のレセプションも、おかげさまで大盛況となりました!
作品を囲みながら、出展者同士や来場者の皆さんが交流する、にぎやかなひとときとなりました。
お越しいただいた皆さん、誠にありがとうございました!
作品を囲みながら、出展者同士や来場者の皆さんが交流する、にぎやかなひとときとなりました。
お越しいただいた皆さん、誠にありがとうございました!
★ルカノーズ講師陣も作品を展示!
そして今年も、例年どおりルカノーズの講師陣が展覧会に参加しました。
ルカノーズの講師は、それぞれがプロのアーティストとして制作・発表活動を続けています。
普段は生徒の皆さんに絵画を教える立場ですが、今回は同じ出展者として、それぞれの表現を披露しました。
講師陣の作品はいかがでしたか?
日頃の授業とはまた違った、講師一人ひとりの作家としての一面を感じていただけたなら幸いです。
そして今年も、例年どおりルカノーズの講師陣が展覧会に参加しました。
ルカノーズの講師は、それぞれがプロのアーティストとして制作・発表活動を続けています。
普段は生徒の皆さんに絵画を教える立場ですが、今回は同じ出展者として、それぞれの表現を披露しました。
講師陣の作品はいかがでしたか?
日頃の授業とはまた違った、講師一人ひとりの作家としての一面を感じていただけたなら幸いです。
★展示替え・撤収
おとなクラスの会期終了後は、こどもくらすの展示へと展示替えを行いました。
展示替え作業にも多くの皆さんにご協力いただき、無事にこどもたちの作品を迎えることができました。
搬入から展示替え、そして搬出まで、展覧会を支えてくださったすべての皆さんに、改めて感謝申し上げます。
展示替え作業にも多くの皆さんにご協力いただき、無事にこどもたちの作品を迎えることができました。
搬入から展示替え、そして搬出まで、展覧会を支えてくださったすべての皆さんに、改めて感謝申し上げます。
今年のヒカリエ展のチラシ・ポスターデザインは、弊社代表・レンジ先生がデザイナー時代に師事した、則武弥さん(paperback代表/デザインディレクター)に手がけていただきました!
今回の展覧会テーマである「告発」の文字を大胆にあしらった、インパクト抜群のデザイン。
力強いタイポグラフィと洗練されたレイアウトが印象的で、展覧会のコンセプトを鮮やかに表現していただきました。
さらに、出展した生徒の皆さんや審査員の方々のお名前も掲載。今回の展覧会に関わる多くの人たちの存在が感じられる、特別な一枚となりました。
素晴らしいデザインを本当にありがとうございました!
「ひつじの皮を脱いだ絵画教室展」は、これからもルカノーズの看板イベントとして、来年以降も開催を予定しています。
普段の教室での制作とはひと味違う、展覧会という発表の場。
作品をつくり、人に見てもらい、さまざまな反応や意見に触れることも、絵を描く楽しさのひとつです。
今回参加された皆さんも、まだ参加したことのない皆さんも、ぜひ次回のヒカリエ展にご参加ください!
来年も、皆さんの作品に出会えることを楽しみにしています。
改めまして、ご出展・ご来場・ご協力いただいたすべての皆さん、本当にありがとうございました!
普段の教室での制作とはひと味違う、展覧会という発表の場。
作品をつくり、人に見てもらい、さまざまな反応や意見に触れることも、絵を描く楽しさのひとつです。
今回参加された皆さんも、まだ参加したことのない皆さんも、ぜひ次回のヒカリエ展にご参加ください!
来年も、皆さんの作品に出会えることを楽しみにしています。
改めまして、ご出展・ご来場・ご協力いただいたすべての皆さん、本当にありがとうございました!
ヒカリエ展ディレクター 河合・渡邉
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